ドラキュラ Dracula
Kosmos社 Michael Rieneck作
プレイ人数 対象年齢 プレイ時間
2人用 12歳以上 30分
ワンポイントセールス:
運と勘とブラフの勝負

 ドラキュラ伯爵と、ヘルシング博士の戦いです。両プレーヤーは、それぞれどちらかの役割を持ちます。
 両プレーヤーは、15枚ずつの遭遇カードと、10枚ずつの行動カードを持っています。15枚の遭遇カードにはそれぞれ5枚ずつの目的カードが含まれています。ドラキュラ伯爵は吸血鬼の墓であり、ヘルシング博士は犠牲者です。どちらかが相手の目的カード5枚すべてを取るか、ボード上に1枚も残っていないことを証明できれば勝ちです。(ボード上になくても、ストックに残っていることがあります。)
 互いに遭遇カードを6枚ずつ選んで混ぜ、伏せてボード上の12のマスに1枚ずつ置きます。10枚ずつの行動カードはよく混ぜて、そこから5枚受け取って手札とします。
 手番には、まず自分のコマを移動させます。そのあとで、行動カードを1枚プレイします。
 コマを移動させたら、そこにあるカードを見ることができます。見て自分のカードだったら、自分のストックにある遭遇カードと交換することもできます。相手のカードだったら、それを表にします。これが目的カードだったらラッキーです。これを取って自分の遭遇カードを1枚そこに置きます。吸血鬼や吸血鬼ハンターだったら、戦闘が起こります。アミュレットや十字架だったら、直ちに手番プレーヤーが戦闘に負けたことになります。
 自分のカードだった場合は、移動を続けることができますが、相手の遭遇カードをめくったら、それ以上移動はできません。ここで手札から行動カードをプレイしなければなりません。行動カードには、「移動力」「戦闘力」「特殊能力」が書かれています。この手番で移動した以上の移動力が書かれたカードをプレイするべきです。足らない場合には、その分エネルギーマーカーを捨てなければなりません。
 吸血鬼または吸血鬼ハンターには、戦闘力が書かれています。それらをめくっていたら、戦闘力の高い行動カードをプレイするべきでしょう。戦闘力で勝てれば、それらのカードを捨て札にできますが、負けるとエネルギーマーカーを失います。アミュレットや十字架をめくったら、直ちに負けになりエネルギーマーカーを失います。二度とめくらないように、よく場所を覚えたほうがよいでしょう。4個あるエネルギーマーカーすべてを失っても、ゲームは直ちに負けになってしまいます。
 行動カードの特殊効果には、捨て札にされた遭遇カードや行動カードが回収できたり、伏せられたカードを見ることができたり、相手の次の手番での特殊効果を消したりなど、いろいろなものがあります。
 これらを総合的に判断して、プレイする行動カードを決めるべきです。ただし、一回の手番にプレイできる行動カードは1枚です。
 5枚の行動カードを使いきったら、残りの5枚を手札とします。10枚すべて使ったら、よく混ぜて新たに5枚をとります。
 コマが相手のコマがいるマスに移動したら、互いにストックにある遭遇カードを見せ合うことができます。必ず見せ合う必要はありませんが、コマを移動させたプレーヤーが選択した場合には、互いに見せ合う必要があります。ボード上に配置して、見つけられると目的カードは捨て札にされるからといって、ストックに残しておくと、これにより、ボード上にないことがばれてしまうかもしれません。
 ランダムな要素もそこそこありますが、駆け引きの要素もバランスよく加えられています。


トップページ