レーベンヘルツ Löwenherz
Kosmos社 Klaus Teuber作
プレイ人数 対象年齢 プレイ時間
2〜4人 12歳以上 60分
ワンポイントセールス:
小さくても、早く領土を確定して拡張する。狭いながらも楽しい我が家。

 ゲームボードは、枠と9分割されたプレイ部分に分かれています。9分割されたタイルにはそれぞれ16分割されたマスがあり、そこには平地・森・村・街・鉱山などの地形が描かれています。それぞれの地形は違った意味を持ちますので、ゲーム開始時にタイルをどのように置くかで毎回違った初期配置が得られます。
 ゲームボードができた時点で、順番に城とそれに隣接するマスに騎士のコマを置きます。
 プレーヤーは3枚のパワーカードを持っています。手番にはこのパワーカードの能力を使って、何かを行うかパワーカードを売却してお金を手に入れるかします。そして、山札またはすでに売却に出されているカードから1枚補充します。
 パワーカードの能力を使ってプレイするには、お金がかかります。できることはパワーカードにより違いますが、「国境線を引く」「騎士のコマを配置する」「領土を拡張する」「騎士のコマを裏切らせる」「同盟を結ぶ」などができます。
 自分の城ひとつを含むエリアを完全に国境線またはゲームエリアの淵で完全に囲んだらそれが領土になります。領土内の森はひとマス1点、村は3点、街は5点になります。確定した領土になったら、その拡張が行えます。拡張できるところは、まだ領土に確定されていないところと、隣接する領土で配置されている騎士コマがより少ないところです。したがって、ある程度の時期までに領土として確定しないと、どんどん侵略されます。ただし、大きなエリアを囲むためにはたくさんの国境線が必要で、時間とコストがかかります。また、小さく囲むと隣に大きなエリアを残すことにもなります。国境線には色があるわけではないので、自分のための国境線は、そのまま隣のエリアの国境線にもなるのです。
 また、ある程度のエリアで領土が確定され始めると、騎士の配置が重要になります。隣接する領土より配置した騎士が少ないと侵略されるからです。また、「裏切り」のパワーカードを使うと、隣接する領土の騎士をひとつ減らして、自分の領土の騎士をひとつ増やすこともできます。同盟のパワーカードを使えば隣接するひとつの領土と不可侵条約を結ぶこともできます。
 4種類各4つずつある鉱山は自分の領土内に、同じ種類の鉱山を3つ以上持つと5点になります。
 拡張や、侵略により領土が増えたり減ったりするたびに得点を上下させます。そして、プレイ人数により決まった得点を誰かが取ったら、ゲーム終了です。また、パワーカードの山がなくなってもゲーム終了です。この場合は、手持ちのお金が多い人にボーナスポイントが入り得点が一番多い人が勝ちになります。
 プレイしたいことはたくさんあるのに、お金が足りません。少しずつでも手に入れて領土の確定や、拡張に努めます。Goldsieber社の同名ゲームのリメイクです。Goldsieber社のものよりは、プレイ時間か短縮され、ルールが分かりやすくなりました。


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