メビウスママのひとりごと

2004/6/29 vol.10

こんにちは、みなさん梅雨のいやな時期をどうおすごしですか? 外出をためらってしまうような雨の日は、五感を刺激するゲームをやってみましょう。


この窓どの窓

 6枚のタイルと36枚のカードを使ってプレーします。タイルにはユニークな窓がたくさん描かれています。タイルは表向きに並べておきます。カードは白黒の窓の面とカラーの窓の面があります。白黒の窓の面はプレーヤーが見てもよい面です。ゲームマスターはすべてのカードを山にして、その中から1枚のカードを選び出します。プレーヤーは出された白黒の窓とおなじ大きさの窓をタイルの中から探します。これだ!と感じた窓に自分の駒を置きます。視覚を刺激して素早く反応できた人の勝ちです。


イヌイット

 みんなで氷のお家(イグルー)をカチャカチャと振って、その中に何個のガラス玉が入っているのかを当てるゲームです。難しい数をみごとに当てる事ができればポイントが高くなります。素早くイグルーを振って高ポイントを目指してください。子どもだけでなく、大人もイグルーを振ると楽しい気分まちがいなし、結構ムキになってしまうかも・・・手に持ったイグルーを振って数を当てる、触覚を思いっきりとぎすまして下さいね。


カエルがチュッ

 カエルが早くお姫様にタッチができれば勝ちです。でもその為には橋とハエの距離を目測し、手探りで自分の巾着袋の中の棒を2本選び出さなくてはいけません。そうです、2本の棒をたした長さが、橋とハエの距離にならなくてはいけない・・・視覚を働かせて橋とハエの距離を正しく目測し、今度は触覚を働かせて2本の棒を選ばなくてはいけない、最大限に右脳を刺激しましょう。右脳が活発に働いた人に勝利の女神が微笑んでくれそうです。


さがしものは何?

 プレーカード20枚、異なる10種類の絵が各2枚づつあります。10種類のペアです。回答カード6枚はすべて同じです。ポイントカードは24枚です。メビウスの日本語訳は7枚のカードを使ってプレーするところから始まっていますが、このゲームはプレーヤーの年齢に応じて、使用するカード枚数やカードをめくるスピードを調節してみてください。数枚のペアカードを使ってプレーします。ペアの片方は表を向けて並べておきます。並べてあるカードと同じ絵と枚数のカードをゲームマスターが手に持っています。その中から1枚伏せて置きます。残りのカードをゲームマスターは素早くめくって重ねていきます。そして直ちに絵を隠します。最初に1枚伏せておいたカードは何だったか?ゲームマスターが、めくらなかったカードがさがしものです。記憶力の衰えを感じているパパ達、子どもと一緒に右脳を刺激してください。いや子どもだけではなく、ママも一緒に家族で記憶力の特訓してみましょう。


魔法のコマ

 コマを上手にまわすことができればOK 。コマの中でまわっている絵柄を当てるゲームです。コマが上手に長い時間、まわってくれればいいなぁ〜、おとうさん、昔のように上手に回せますか?

コマというおもちゃの特性を上手に盛り込んだゲームです。手先の器用さと視覚を刺激してくれるゲームです。そんな堅苦しい言葉は不要でした。とにかく楽しいゲームです。コミュニケーションの基本を教えてくれるゲームかしら?回っているコマを見て、「あっ、これは○○だぁ〜」と叫んでみて、すっ〜としますよ。

でも、大人はそんな時わざと間違った答えを「××だぁ〜」と叫んでみると、子どもは嬉しくてたまらない、そこから会話が、ガヤガヤ、ペチャクチャ、と始まります。


今回は五感を刺激し、また基本のルールをベースに、ハウスルールで難易度もコントロールできるようなゲームを捜してみました。子どもを意識し、ファミリーで遊んでいただけるものです。ゲームは勝ちを目指すものですが、そこから子ども達は、社会性を学ぶことができると思っています。ルールを守ること。手番を守ること。そしてこれらドイツのゲームは幼い者、弱い者をいたわる事がルールに盛り込まれています。メビウスの日本語訳には「一番若いプレーヤーから始めます。」と書かれていますが、「幼い子からだよ!次は、おばあちゃん・おじいちゃんの番だよ!」という事です。私達が幼かった頃は、遊びの中に「まめ」とか「みそ」なんていう小さな子を仲間に入れてやるよ!というルールがありましたね。それがドイツのゲームの中には生きていますね。