トンギアキ Tongiaki
Schmidt社 Thomas Rauscher作
プレイ人数 対象年齢 プレイ時間
2〜6人 10歳以上 45分
ワンポイントセールス:
独り占めしたいんだけど、協力がないと進めない。

 昔、南太平洋の人たちは、新天地を目指した船で漕ぎ出し、多くの苦難の末、新しい島を発見しました。これらは長い時間をかけて連鎖的に行われほとんどすべての島に人類が生活するようになったのです。
 ゲームはTongiaki島からスタートします。この島には6つの浜辺があり、それぞれ3つの船着場があります。ここに各プレーヤーは自分の色を決め、任意に2つずつの船を配置します。ただし、どの浜辺も3つすべての船着場が埋まらないようにします。
 手番には、自分の船がいる島をひとつ指定し(はじめはTongiakiしかありませんが、その後は色々な島が発見されます)、そこにある自分の船の数だけ、その島に自分の船を増やすことができます。つまり、その島の自分の船の数を倍にできるわけです。ただし、船着場に空きがなければできませんし、増やせるのは各浜辺に付きひとつまでです。
 そこで、いずれかの浜の船着場がいっぱいになったら、それらの船が出港します。このとき裏にしたタイルの山から一枚めくりマークを船着場に合わせて配置します。めくったタイルが島のタイルだったら、とりあえずすぐ近くに島が発見されたということで、出向した船すべてを、新しい島に移動させます。そして、新しい島のできるだけ多くの浜にバラバラに分けて配置します。もし、海のタイルだったら、冒険はまだ続きます。また新しいタイルをめくって配置します。そして新しい島の発見を目指します。ただし、海には色々な危険が待ち受けています。めくられたタイルのこれらの船が進む方向に数字が書かれている場合、これは一緒に進む仲間たちの最低の数を示しています。出港した船の色の数(船の数ではありません)が、この航路にかかれた数に足りない場合は、残念ながら遭難して海の藻屑となってしまいました。各プレーヤーの手元の戻ります。この場合は、それ以上タイルをめくりません。なお、すでに先のタイルが配置されている船着場がいっぱいになることもあります。その場合も同じように船を進めます。
 一人の手番で複数浜辺で船着場かいっぱいになることもあります。その場合はそれぞれ出航させます。
 到着した先の島で、船を配置することにより、また浜辺の船着場がいっぱいになることもあります。その場合は、その船は休むことなく次の船旅に出港します。
 ゲーム終了時のポイント計算は、いかに多くの島に船を配置しているかです。それぞれの島にいくつの船を配置したかは関係ありません。それぞれの島に描かれたポイント数を、加えて合計を競います。
 危険な海原を越えるためには、協力が必要ですが、近い島への移住には独り占めが有利かもしれません。強力と競争のバランスが面白いゲームです。
 


トップページ