バンパイアクイーン
Vampire Queen / Schimidt / Wolfgang Kramer作
プレイ人数:3~12人
対象年齢:8歳以上
プレイ時間:30分

 手札をなくすタイプのカードゲームです。スタートプレーヤーが手札から1枚または同じ数字のカードを複数枚表にして出します。続くプレーヤーはスタートプレーヤーと同じ枚数で、より大きな数字カードを出すかパスをします。これを1順だけして、最も大きな数字のカードを出したプレーヤーが次のスタートプレーヤーとなりゲームを同様に続けます。
 ここまで聞くと、なんだ大貧民(大富豪)とほとんど同じではないかと感じられると思います。しかし、このゲームには、恐ろしいバンパイアハンターのカードが2枚含まれています。この2枚は両面が同じデザインで、明らかに誰が持っているのかわかります。
 バンパイアハンターカードは、自分がスタートプレーヤーになった時にしかプレイできません。スタートプレーヤーがバンパイアハンターカードを出したら、他のプレーヤーはパスできません。その代り任意のカード(もう1枚のバンパイアハンターカードを除く)を1枚プレイします。そして、この時だけは、最も大きな数字のカードをプレイしたプレーヤーが、この時プレーされたカードすべて(バンパイアハンターカードを含む)手札に加えます。なお、バンパイアハンターカードを引き取ったすぐ後にそのバンパイアハンターカードをプレイすることはできません。改めて、スタートプレーヤーの権利を取る必要があるのです。
 また、手札がバンパイアハンターカードのみになった時に、他のプレーヤーがバンパイアハンターカードをプレイしたら、いったんパスになりますが、そのトリックのカードすべてを受け取ることのなります。
 誰かが手札をなくしたらゲーム終了で、残ったカードが失点になります。もちろんバンパイアハンターカードは大きな失点につながります。
 大きな数字カードがないとスタートプレーヤーになれないし、小さな数字カードを持っていないと、バンパイアハンターカードを取らされるリスクが大きくなるという困ったゲームです。
 1996年にAmigo社から発売された「デッカイAとチッチャイa」Das GROSSE und das kleine A のリメイクです。