ドラゴンズゴールド Dragon's Gold
Descartes社 Bruno Faidutti作
プレー人数 対象年齢 プレー時間
3〜6人 8歳以上 30分
ワンポイントセールス:
妥協と思いやりの交渉ゲーム

 ドラゴンの宝を奪い合うカードゲームです。
 テーブルの中央にまず4枚のドラゴンカードを表にして並べます。各ドラゴンカードには3つの数字が描かれています。カードの上部には、ドラゴンの強さを示す数字が描かれています。プレーヤーが出す戦士のカードの合計がこの数字を超えたらドラゴンを倒したことになり、そのドラゴンが持つ宝を奪うことができます。下の段の数字はドラゴンの持つ宝の数です。左の数字分は宝の内容がわかっています。この分ドラゴンカードの上に宝を置きます。右の数字はドラゴンを倒すまで内容がわからない宝の数です。ドラゴンを倒した時点で、その分の宝を袋からランダムに引き、置きます。
 各プレーヤーは力が1〜4の戦士カードを、各1枚ずつ持っています。順番にどれかのドラゴンに付けて置きます。どれかのドラゴンにつけられた戦士カードの合計がドラゴンの強さを越えたら、宝の分配です。まず隠された分の宝をおき、分配が始まります。分配は、全て交渉です。おかれた宝をどのように分配してもかまいません。ただし、分配に預れるのは、そのドラゴンに1枚でも戦士カードを置いているプレーヤーだけです。しかし、戦士カードの量と宝の量は比例している必要はありません。悪魔でのプレーヤー館の話し合いで決めます。ただし交渉にはタイムリミットがあります。砂時計が落ちきるまでにまとめなければなりません。もし、落ちきるまでにまとまらなければ、誰も宝を受け取れずに、その他からは全てゲームから取り除かれてしまいます。まとめるために妥協するべきか、周りが妥協するなら我を通してより有利な分配を目指すか。妥協と思いやりと、わがままが交錯する面白いゲームです。
 また、宝物にはいろいろな種類があり、そのままで得点になるものや、一番多く持っていれば得点になるもの、セットで集めると得点になるものです。それぞれのプレーヤーの方針により、必要な宝が違い交渉のネタになるのです。
 また、上級ルールでは、マジックカードを使います。これによりゲームはよりスリリングになります。中には、ゲーム中ドラゴンに置かれている宝を、他の人にわからなければ盗めるカードもあります。この存在を知らないと、人間性まで疑われるかもしれません。