アッティラ Attila
Hans im Gluck社 Karl -Heinz Schmiel作
プレー人数 対象年齢 プレー時間
2〜5人 10歳以上 45分
ワンポイントセールス:
ゲルマンの各民族がローマを侵略した歴史わかる?

 ゲルマン民族がローマを侵略してゆくゲームです。
このゲームには、ゲルマンの6つの民族が登場しますが、プレーヤーは特定の民族を担当するわけではありません。手札を出すことにより、その民族をヨーロッパ北部より、侵略開始ができます。そのしるしとして、出したカードと同じ色のコマを、ボードに置きます。置ける位置は、初めての色なら、ヨーロッパ北部です。すでに置かれている色なら、同じ場所か、そこに隣接する地域です。このとき、カードを出したプレーヤーは、その民族への影響力を獲得します。これを続けます。
 ボード上には、どんどんコマが増え、ゲルマンの各民族が、ローマ帝国の領域を侵略していきます。
 ある地域に5個のコマが置かれたら、ゲルマンが入りすぎです。ここで、戦争が起こります。各プレーヤーは、このとき手札を使って、戦争を支援することができます。プレーヤーが出したカード枚数に、その地域におかれているコマの数を加え、一番勢力の少ない民族が負けたことになり、その地域におかれた、その民族のコマがゲームボードから取り除かれます。したがって、支援したい民族が一番になる必要はありません。戦争が起こった地域は、それ以降コマは置けませんし、二度と戦争が起こることもありません。安定した地域となります。
 戦争が解決すると、得点計算の可能性があります。
 それぞれの民族に対して、一番と二番目に多くの影響量区を持っているプレーヤーが得点します。最も多くの影響力を持つプレーヤーは、ボード上に置かれたその民族コマの数だけ、得点します。2番目のプレーヤーは、その民族コマが置かれている地域の数だけ得点します。(同一地域に、同じ民族コマが複数置かれていますので、1位のプレーヤーのほうが多く得点します。)
 これらを繰り返して、多くの得点を得たプレーヤーが勝者です。
 どの民俗の影響力を多く持つか、コマの数と手札状態が決めてです。戦略性の強いゲームですが、一時間以内に終わるので、それほど重苦しい感じがしないのがよい点です。