ブルームーンシティ Blue Moon City
Kosmos社 Reiner Knizia作
プレイ人数 対象年齢 プレイ時間
2〜4人 10歳以上 60分
ワンポイントセールス:
カードイラストが、1枚1枚丁寧に描かれています。

 06年ゲーム大賞ノミネート。
 ブルームーンの街の建物建設に協力し見返り得た水晶を使って、オベリスクに規定数のささげものをしたプレーヤーが勝ちです。
 手番には、自分のコマを最大2マスまで移動させることができます。そしてコマが居るところが未完成の建物だったら、該当する色のカードをプレイすることにより、その建物の建設に協力することになります。その印としてマスにマーカーを置きます。カードは一度に何枚プレイしてもかまいません。また、それにより複数のマーカーを一度に置くこともできます。その建物のマス全てにマーカーがおかれたら、建物が完成したことになり、その建物建設に協力した全てのプレーヤーに報酬が支払われます。また、一番多く協力したプレーヤー(マーカーの数が最大。同じなら、より左側のマスにマーカーを置いている)には、特別報酬も支払われます。そして、完成した建物タイルは裏返しにされます。その後、これに隣接する建物が完成したら、隣接する建物建設に協力したプレーヤーには、追加で報酬が支払われます。
 報酬は、水晶、ドラゴンの鱗、カードです。何がいくつ報酬として支払われるかは、それぞれの建物によって違います。ドラゴンの鱗は、ストックに無くなった時点で一番多く持っているプレーヤーに水晶6個と交換されます。それ以外で、3個以上持っているプレーヤーは水晶3個と交換になります。
 手番の最後でカードを2枚補充します。ただし、このとき手札の改善もできます。補充の前に2枚までカードを捨て、その分も補充できるのです。
 それぞれのカードは、1から3の価値があり、その色の建物の建設に使えます。そのほか1と2の価値のカードには、別にいろいろな特典があります。建物建設に使用せず、その特典を利用することもできます。黒、赤、青の1,2のカードはドラゴンを呼び寄せたり、移動させたりできます。ドラゴンがいる建物で建設に協力すると、ドラゴンの鱗を手に入れることができます。灰色のカードは、手番の最初に移動するコマの移動距離が長くなります。緑は1の価値のものしかありませんが、すべての色のカードとして建設に使えます。茶は、1あるいは2が2枚あれば任意の色の3の価値のカードとして使えます。白のカードは、プレイした他のカードの色を変えることができます。つまり白と一緒に赤のカードをプレイして、茶色の建設に使えるといったようなことです。黄色は、オベリスクにささげものをするとき有利です。カードの組み合わせをうまく考えて、報酬をたくさん得るようにします。
 水晶がたまったら、オベリスクのマスに戻りささげものをすることができます。ゲーム開始時は1個ささげものをするために7つの水晶が必要ですが、その後その数は増え最終的には12個になります。可能なら、はやいめにささげものをしたほうが有利かもしれません。4人プレイなら4個、3人なら5個、2人なら6個最初にささげものをしたプレーヤーが勝ちです。
 建物は建設の報酬は、その建物により違います。また、周りの建物が建設済みだと、追加で報酬が得られます。それぞれの建物は1〜4個のマーカーが置かれたら、完成です。大きな建物は、報酬が大きいのですが、一人で完成させるのはたいへんです。また、独占したからといって、報酬が増えるわけでもありません。プレーヤー間の競争と協力が必要です。
 また、プレイするカードの組み合わせもいろいろ楽しめます。カード補充のときの手札改善もうまく利用できるでしょう。


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