シャングリラ Die Brucken von
Shangrila
Kosmos社 Leo Colovini作
プレイ人数 対象年齢 プレイ時間
3〜4人 10歳以上 60分
ワンポイントセールス:
戦わないと勝てない、戦うと弱くなる。

 秘境に存在する12の村で自分たちの勢力を拡大するゲームです。それぞれの村には、医者、ドラゴン飼育師、火の番人、回転祈祷機使い、雨乞い師、星見師イエティ使いの7種類のマイスターが必要です。ゲーム開始時には、各プレーヤーは任意の村にそれぞれのマイスターを1枚配置します。つまり、各プレーヤの7枚ずつのマイスターがゲームボード上に存在します。
 ゲーム開始後、手番には3つのアクションの内いずれかができます。

  1. すでに自分のマイスターが置かれている村に、まだ置かれていないマイスタータイルを1枚配置する。ひとつの村には、同じマイスタータイルを複数置く事はできないので、すでに他の人のマイスターがいる職種については、配置することはできません。
  2. 弟子を2枚配置する。すでに自分のマイスタータイルが配置されているところに、同じタイルを重ねて置くことができます。上になっているタイルは弟子です。これを2箇所行えます。
  3. 弟子を隣の村に旅立たすことができます。任意の村を指定します。この村にいる弟子(2枚重ねられたマイスタータイルの上のタイル)をすべて(自分のものだけではありません)隣接する任意の村に移動させます。移動先にその職種のマイスターが置かれていなければ、弟子は新しい村でマイスターとなります。すでにマイスターがいる場合には、移動直前にどちらの村により多くのタイルが置かれているか、比べます。もし移動元の村により多くのタイルが置かれていたなら、移動した弟子は、そこにいるマイスターを押しのけてマイスターになります。押しのけられたマイスタータイルは取り除かれます。移動先の村のほうが多い場合は、移動した弟子タイルは取り除かれます。これらの処理が終わったあと、この二つの村をつなぐ橋が取り除かれます。そして、この二つの間での移動はできなくなってしまいます。ある村につながるすべての橋が取り除かれて、孤立してしまったら、その村にあとからマイスターや弟子を配置することはできません。

  12ある村のうち10まで、孤立してしまったらゲーム終了です。マイスター(弟子はカウントしません)を一番多く配置している人が勝ちです。
 このゲームには運の要素はありません。自分の手番で行ったことは、他のプレーヤーの利害にどういう影響を与えるか、よく考えてプレーします。特に弟子の移動は、自分の弟子だの移動だけではありませんので、多くのプレーヤーの利害が絡みます。また、タイルの多い村からだけの移動とは限りません。無理ない同をして、逆襲に備えることもあるでしょう(一度移動すると、その二つの村の間での移動ができなくなります)。戦略性の高いゲームです。


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