エスナプール Eschnapur
Schmidt社 Reihard Staupe作
プレー人数 対象年齢 プレー時間
3〜5人 9歳以上 60分
ワンポイントセールス:
セットに入った立派な大国像が目を引きます。
笑う仏像
宝物
移動タイル
コイン

 奇妙な黄金寺院で宝を探すゲームです。
 手番の最初にはチップを2枚山から捲って表にします。2枚のうち一枚は交渉により誰か別のプレーヤーに売ります(売らなければなりません。売れなかったり売らなかっらりした場合には、2枚とも捨てなければなりません)。買ったプレーヤーも売った(手番プレーヤー)プレーヤーもそのチップに描かれた特典を得ます。カードが描かれたチップならカードを取り、コインが描かれたチップなら、そこに描かれた枚数のコインを手にします。
 そのあと、手番プレーヤーは自分のコマを移動させることができます。この場合は、移動距離分移動タイルを消費します。移動タイルはコインを消費することによって買うこともできます。そして移動先に宝が残っていたら、そこで宝を得るチャンスがあります。宝を得るためには、秘密の部屋に入る鍵が必要で、それは、そのますにかかれたマークのシンボルカードを捨てることによってできます。このカードもコインを消費することによって裏にされたカードの山から1枚引いて得ることができます。
 もし、宝を得ることができたら、宝に描かれた小さい方の数字分の得点を得ることができます。ここまで来てゲームの目的である得点がやっと得られるのです。
 宝に描かれた大きい方の数字の得点は、宝を見つけた手番プレーヤーとは限りません。全てのプレーヤーが数字カードを一枚ずつ伏せて出し、一斉に表にします。このとき一番大きな数字カードを出したプレーヤーがここにかかれた大きい方の数字分の得点を得ます。ただし、そのカードに描かれたコインの枚数分消費しなければなりません。一番小さな数字カードを出したプレーヤーは、得点は得られませんが、出したカードにコインが描かれていたらその分、得ます。また、この宝を得ます。この宝はそのままでは得点にはなりませんが、ゲーム終了時一番多く持っているプレーヤーに大きな得点が入ります。
 また、数字カードを出すときに『P』と描かれたパスカードを出した場合には、得点や宝は得られませんが、コインは得られます。このゲームではコインがかなり不足します。このときが補給のチャンスです。しかし、みんなが『P』カードを出しているときにひとりだけ、数字カードを出したプレーヤーは幸いです。得点も宝も手に入り、その上支払もありません。他のプレーヤーの懐ぐわいもよく考慮しましょう。
 単独最下位のプレーヤーには、仏の慈悲があります。このプレーヤーは笑う仏像を持ちます。この仏像を持っている限り全ての得点は倍になるのです。
 交渉あり、駆け引きありの楽しいゲームです。