ラッツィア
Razzia! / Amigo社 / Reiner Knizia作
プレイ人数:2-5人
対象年齢:12歳以上
プレイ時間:45分
ワンポイントセールス: 警察の手入れが入る前に、どれだけ稼げるか。

 1999年にALEAより発売された「ラー」のリメイクです。
 各プレーヤーは、3枚の公開されたお金タイルを持っています。手番には基本的には山札を1枚めくって並べるだけです。めくられたカードがRazziaと書かれた警官カードだったら、上の段に並べます。それ以外のカードはすべて下の段に並べます。警官カードがめくられたときには、競が発生します。このカードをめくった左隣から順に自分の持つお金タイル1枚分の金額をビットすることができます。これは、警官カードをめくったプレーヤーまで、1順のみ行われます。最高金額をビットしたプレーヤーが、下の段のカードすべてを受け取り自分の前に並べます。そしてビットしたお金タイルを中央に置き、代わりに中央にあるお金タイルを取り裏にして自分の前に置きます。裏になったお金タイルはとりあえず使えません。つまり、3回競り落としたら使えるお金タイルがなくなり、いったんゲームから抜けることになります。
 ゲームは3ラウンド行われますが、各ラウンドはすべてのプレーヤーが3回ずつ競り落とし、誰もプレイできなくなったら終わります。そのほか、上の段に警官カードが7枚並んでも終わります。この場合は、競の権利を残していても、それ以上買うことができません。警官カードの出方を見て、どの時点で買うかを判断する必要があります。
 手番では、カードをめくる代わりに、自発的に競を開始することができます。その場合も同様に競が行われます。そのほか、手元に青い泥棒カードを持っている場合は、この泥棒カードを捨てることによって、下の段に並べられた任意のカード1枚を取ることができます。これは、ピンポイントで欲しいカードがある場合に有効です。
 ラウンドが終了したら、得点計算後、裏になっているお金タイルを表にし、次のラウンドを行います。
 得点計算は、カードの種類ごとに行われます。カードの種類により、1枚に付き何点というのもありますが、プレーヤー間で持っている枚数が一番多いと、+5ですが、一番少ないと-2点というのもあります。また、持っていないと-5点というのもあります。そのほか、枚数ではなく種類数によって点数が決まるものもあります。これらを踏まえて、競り落とすカードを決める必要があります。
 競ゲームですが、ビットできる数字が少なく、シンプルですが、その分ジレンマが多いゲームです。


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