お金は臭わない Pecunia non olet
Goldsieber社 Christian Fiore & Knut Happel作
プレイ人数 対象年齢 プレイ時間
2〜4人 8歳以上 20-40分
ワンポイントセールス:
税収不足を公衆便所の有料化で補うというすばらしいアイデア。

 税収不足を公衆トイレの有料化で補ったローマ皇帝ヴェスパシアヌスのことば「お金は臭わない」をテーマにしたゲームです。
 各プレーヤーは、公衆トイレを運営し税金を集めます。お客にはいろいろの人がいます。年齢も性別も階級もいろいろです。貴族もいますし、市民も、奴隷も公衆トイレの利用者です。使用料は人によって違います。身分の高い人ほど高額な料金を支払ってくれます。また、身分に関係なくそれぞれ一回の利用時間も違います。
 各プレーヤーの運営する公衆トイレには3つの個室が備えられています。そして、そこにお客が来るのです。お客のカードには、一回の使用に必要な時間と支払ってくれる金額が書かれています。また、通常5人のお客が個室が空くのを待っています。
 個室に客が入ったら、分かりやすいように必要時間を示した木のマーカーをその数だけ置きます。これらは、自分の手番の最初に1つずつ取り除かれます。そして、木のマーカーがなくなったお客はそこに書かれた金額のお金を支払って、個室から出て行ってもらえます。そして、空いた個室に並んでいる先頭のお客が入るのです。
 ただし、少し制限があります。貴族は奴隷と隣り合った個室には入れません。同様に奴隷も貴族が入っている隣の個室には入れないのです。どうゆう訳か、女性は2人でひとつの個室を利用することができます。そして、それぞれ規定の金額を支払ってくれるのです。
 なお、このゲームには、アクションカードがあります。これを使って他のプレーヤーのトイレを邪魔したり、自分のトイレの収入をよくしたりします。たとえは、食中毒のカードをプレイすることにより、他のプレーヤーのトイレにいるお客が2ターン余分にそのトイレにいることになります。逆に自分のトイレからあわてて出てゆく客も作れます。これらの場合も支払ってくれる料金は同じです。また、並んでいるお客の順番を変えることができるカードもあります。これらのカードをうまく使って、規定金額を最初に集めたプレーヤーの勝ちです。


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