クーハンデル
Kuhhandel / Ravensburger社 / Rudiger Koltze作
プレイ人数:3-5人
対象年齢:10歳以上
プレイ時間:45分
ワンポイントセールス:胃が痛くなるほどの駆け引きがしたいときに。

 ラベンスバーガー社のロングセラーカードゲームです。1985年にゲーム大賞にノミネートされています。
 牧歌的なカードイラストとは違って、厳しい競りと駆け引きのゲームです。
 10種類各4枚の動物カードを競などで獲得するゲームです。
 動物カードはよく混ぜ、裏向けの山にしてテーブルの中央に置きます。プレーヤーは手番になったら、「競り」または「取引」を選択して行います。「競り」を選択した場合には、動物カードの山の1番上のカードを表にして競りにかけます。この競には手番プレーヤーは直接は参加できません。ただし、このカードを獲得するチャンスはあります。競で一番高い値をつけた人がこのカードを獲得する権利を得ます。この人が買い取る場合には手番プレーヤーに競でつけた金額を支払います。もし、手番プレーヤーがこのカードをほしい場合には、逆に一番高い値をつけた人にこの金額を支払い、このカードを手に入れます。つまり、一番高い値段をつけた人は、それだけでその分のお金が手に入るのです。もちろん、手番プレーヤーがカードではなくお金を選んだら、支払わなければなりません。
 ゲームが進んで各プレーヤーが何枚かの動物カードを手に入れた後は「取引」を選択する場合があります。手番プレーヤーが獲得した動物と同じ動物カードを持っている人に取引を申し込みます。たとえば手番プレーヤーが馬のカードを持っている場合、他に馬のカードを持っている人に取引を申し込むのです。この二人は、互いに適当と思う金額のカードを手に持ち同時にそれを交換します。相手に渡した金額がわずかでも多い人が相手のカード(この場合なら馬のカード)を受け取ります。つまり、交換した金額の差額で買い取ることができたわけです。買い取られたくないとして、相手より少しでも多く渡そうとしたら、相手は「0」のお金カードを渡してくるかもしれません。いかに、にきわどく多くのお金を渡すかがポイントですが、相手も同じことを考えています。
 ゲームの終盤は競りのためのカードがなくなり取引ばかりになります。同じカードを持っている人がいないと取引にもなりません。すべての動物カードが4枚セットとしてもたれるようになったら、ゲームは終了です。
 得点は、動物カードの書かれた数字の合計に、集めた動物のセット数を掛けたものです。したがって、点数の少ない「鶏」も合計点には貢献しませんが、ゲームの結果には大きく貢献します。 


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