反乱
Die Meuterei / Winning Moves / Michael Rieneck作
プレイ人数:2〜4人
対象年齢:10歳以上
プレイ時間:45分
ワンポイントセールス:終盤味方だったプレーヤーが最終的にライバル。

 長い航海が終わった時、航海長により反乱が起こります。反乱が成功するか、船長により反乱が鎮圧されるか。プレーヤーは航海が終わる前にどちらに味方するか決めます。そして最後の戦いに参加します。負けた方の陣営に付いたプレーヤーには勝てません。勝った方の陣営に付いたプレーヤーの中で、一番多くのお金を持っているプレーヤーがゲームの勝者です。
 ゲームはラウンドごとに進みます。各ラウンドではプレイ人数プラス3枚の船員カードが登場します。これらのカードはプレーヤーに戦闘力やお金をもたらします。また、この力を借りてどちらに味方するかを決めたり、態度を変更したり、他のプレーの動向を探ったりできます。そのほか、一般の船員がどちらに付くかを決めることもできます。
 スタートプレーヤーは、船員カードを持ちまず1枚表にします。この船員の力を借りることにしたら、そのアクションを行ってこのカードを捨て札とし、手番が終了します。もし気に入らない場合は、次々とカードをめくることができますが、すでにめくってあるカードをあとから使うことはできません。アクションが終わったら、次のプレーヤーの番です。すでにめくられているカードがある場合には、まずこの中から選びます。気に入ったものがない場合は、カードをめくることができます。この場合も、カードをめくったらそれまでの船員カードを利用することはできません。最後のプレーヤーがアクションを選んだら、まだめくられていないカード枚数を数えます。そして、その数分船を進めます。この船が最終目的地に着いたとき反乱が起こるのです。
 最終目的地に着いたとき、10人の船員がそれぞれ5人ずつに分かれています。船員には1〜10の戦闘能力が描かれています。もちろん数が大きいほど強い船員です。
 戦闘は、2人ずつ5組の船員が戦います。どちらか一方が3組勝ったら戦闘は終了になります。まずひと組目の船員の戦闘能力を調べます。船員の戦闘能力は、コマの裏に書かれており、これを配置したプレーヤー以外はそれまで知りません。そして各プレーヤーは1枚ずつの戦闘カードを手札からだし、よく混ぜてから表にします(誰がどの戦闘カードを出したかわからないように)。戦闘カードはすでに、どちらの陣営に味方するか、どの程度の戦闘力を加えるかが描かれています。これを船員の戦闘力に加えます。そしてまた、各プレーヤーは戦闘カードを裏にして1枚ずつだし、よく混ぜてから表にします。2回目のカードプレイからは、戦闘カードの代わりに、サルカードをプレイすることもできます。サルカードをプレイしても戦闘力は増えません。また、今回の戦闘に関してそれ以上参加することもできません。これを全員がサルカードを出すまで行って、戦闘結果を見ます。
そして、次の組の船員の闘いです。
それぞれの戦いの最初の1回目だけは必ず戦闘カードをプレイする必要があります。全く戦いに干渉しないでおくことはできないのです。もし、戦闘カードがなくて出せなくなった場合には、その時点でそのプレーヤーの負けが決まりゲームから抜けます。
どちらかの陣営が3勝したらゲーム終了です。ここで、抜けていないプレーヤーは自分の陣営カードを公開します。勝った方に陣営カードをプレイしていたプレーヤーが所持金をチェックします。そしてこれが一番多いプレーヤーが勝ちです。自分が味方する陣営が勝つようにお互い協力するべきかもしれませんが、陣営が勝った後は互いにライバルです。大金を集めたようなプレーヤーとは同じ陣営に入りたくないものです。


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