チーズのお城
Burg Appenzell / Zoch社 / Bernhard Weber &Jens-Peter Schliemann作
プレイ人数:2-4人
対象年齢:6歳以上
プレイ時間:30分
ワンポイントセールス:動く床は便利だけど危険。手下のネズミが地下牢に落とされる。

 お城の中にはチーズがいっぱい。そのチーズを手下のネズミを使って集めるゲームです。ゲームの箱がそのままお城になっています。一番下には、バラバラになった床のタイルが置きます。。その上には、穴あきの床ボード、一番上には屋根のタイルが置かれています。各プレーヤーは手下のネズミのコマを4個ずつ持っています。ネズミはボードの4つの角にある塔からのみ城の中に入ることができます。
 バラバラになった床タイルのいくつかにはチーズか描かれています。穴あきの床ボードには、チーズは描かれていませんが、穴から下の床タイルに描かれたチーズが出てくるかもしれません。チーズは何種類もありますが、自分のネズミのコマ2個が同じチーズの描かれた床の上にいたら、これと同じチーズが描かれたチップを受け取ります。このチップを集めることがゲームの目的なのです。
 自分の番になったら、「屋根タイルをめくる」「コマを移動させる」「床を移動させる」の3種類のアクション任意に組み合わせて4つのアクションを行います。ネズミのコマは屋根の上を移動させることはできませんので、城に入るためには屋根タイルをめくる必要があります。コマは、屋根タイルがめくられたあとの床の上を移動できます。前後左右の隣のマスに移動するのが1アクションとなります。床タイルは1枚余っています。この余った床タイルを城の横から差し込むとその列の床タイルが1枚分ずれます。これにより、コマを移動させなくても、目的のチーズが描かれた床が自分のコマの下にくることもあります。床タイルには穴あきのものもあります。コマの下に穴あきの床タイルがきたら、コマが城の地下に落ちてしまいます。このコマはもうゲームに戻ることはありません。床を移動させるときには注意が必要です。また、これにより他のプレーヤーのコマを減らすこともできます。なお、この床を移動させるアクションだけは、手番ごとに1回までしか行うことはできません。
 自分の番が終わったら、ネズミがいない場所の屋根タイルをもどして次の人の番になります。
 チーズのチップを4枚集めた人の勝ちです。屋根タイルは、はがされたり戻されたりしますので、どこにどのチーズが描かれたタイルがあるか覚えたほうがよいでしょう。しかし、床は移動したり、タイルが見えなくなったりするので、混乱します。また、床ボードの穴が開いているところにいないと、チーズの上にいたことにはなりませんが、安心はできません。穴の開いた床タイルにより、地下に落とされるかもしれないのです。
 コマがかわいい楽しいゲームです。


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